マセラティ グラントゥーリズモ のレース仕様…シェイクダウン完了

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マセラティはフランス・ポールリカールで開催された「FIA GTメディアデー」において、『グラントゥーリズモMC』のテスト走行を行った。

マセラティは2008年9月、『グラントゥーリズモS』をベースに開発したレース専用車『グラントゥーリズモMCコンセプト』を初公開。実戦投入に向けた準備を進めてきた。

このほど完成したグランツーリズモMCは、グラントゥーリズモS用の4.7リットルV8をベースに吸排気系を専用チューンしたエンジンを搭載。最大出力はプラス10psの450ps、最大トルクはプラス2kgmの52kgmを発生する。

徹底した軽量化も図られており、エアコンやオーディオなどの快適装備を省略。室内はバケットシート1脚とロールケージが目立つスパルタンな空間だ。リアとサイドの窓ガラスは軽量なポリカーボネイト製に変更。この結果、380kgものウェイトダウンに成功し、車重は1400kgに抑えられた。

トランスミッションは電子制御6速シーケンシャルの「MCシフト」。わずか0.04秒でのギアチェンジを可能にしている。サスペンションやブレーキは強化され、305サイズの18インチスリックタイヤを装着する。

外観は徹底的にエアロダイナミクスを追求。フロントにはバンパー一体の大型スポイラーを装着。フードやバンパーには、エンジンやブレーキ冷却性能を引き上げるために、エアインテークを追加している。リアはマフラー周辺が空気整流効果を狙ったデザインに変更された。

このグラントゥーリズモMCは、2010年シーズンからFIA(国際自動車連盟)が認定する「GT4ヨーロピアンカップ」に参戦予定。車両デリバリーは今年10月から開始される。価格は13万5000ユーロ(約1800万円)。マセラティは2010年から、同車を使ったワンメークレースも計画している。

《森脇稔》

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