島津製作所は、普及機としては業界最高クラスの測定精度・制御精度・試験速度などを実現した卓上精密万能試験機『オートグラフAGS-X』シリーズ11機種を4月6日から発売すると発表した。製品は4月8日から東京ビッグサイトで開催される総合試験機器展「TEST2009」に出展する。
AGS-Xシリーズは主として試験回数が多いプラスチック・ゴム・フィルムなどの品質管理部門向けに、低価格でありながら高い試験力精度、飛散防止カバーによる安全機能、試験効率向上を実現する機能など、様々な要求に対応することができる。
またデータ処理を行う専用ソフトウェア『TRAPEZIUM LITE X』を同時発売する。これはWindows VISTA用のソフトウェアで、AGS-XとUSBで通信する。セットで使用するとAGS-Xの操作盤からTRAPEZIUM LITE Xを操作して試験条件選択、試験開始、結果のレポート印刷が可能で、作業効率の向上が図れるとしている。
製品では試験力の範囲を最大試験力の500分の1 - 1分の1に広げ、試験力保証精度を指示値のプラス・マイナス0.5%に高めて最高レベルを実現したとしている。