2日、アルファロメオ『8Cスパイダー』が日本公開された。日本でのデリバリーは2010年4月からの予定となっていて、まだ1年も先のこと。当然、生産ラインは本格稼動していない。
日本でのお披露目(『MiTo』発表会と同時開催)に選ばれた場所は、東京で2番目に高い位置にある展望台。東京シティビューと呼ばれる六本木ヒルズの森タワー52Fだ。
窓の外に見える昼から夜へと変わる夕暮れ時の街の表情も素晴らしかったが、そんな風景の美しさに負けないくらい力が入っていたのがフィアットグループオートモービルズジャパンが発表会に臨む姿勢。
発表会では、駐日イタリア大使のヴィンチェンツォ・ペトローネ氏がゲストとして呼ばれ、「8Cは新しいイタリア自動車業界の心です」とスピーチし、その後白いベールが外され8Cスパイダーが公開された。
さらに驚いたのは展示されていた車両。フィアットグループオートモービルズジャパンのサラ・セレリ広報部長によると「(生産モデルが正式発表された)ジュネーブモーターショーに展示していた車両を、ショー会場から直接日本に持ってきました」とのこと。
デリバリーの1年も前に日本に実車が持ち込まれて公開されたことに、フィアットグループオートモービルズジャパンの力の入れ具合をひしひしと感じた。