東芝、ベトナムでバイオガス供給会社を設立

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東芝は、ベトナムのグエン・ヴー社(NV)と共同で、クリーン開発メカニズム(CDM)事業とバイオガス供給を一括して行う事業会社「東芝クリーン開発サービス・ベトナム社」をベトナム・タイニン省に設立した。

当局からCDM事業のライセンスを取得し事業を開始する。

新会社は、東芝の高濃度有機廃水処理技術を用いて、ベトナムの澱粉工場などの廃水処理池から生じるバイオガスを回収し、温室効果ガスを削減するCDM事業を行う。また、回収したバイオガスの供給事業も手がけ、工場における燃料コストの削減を図る。

今後、2009年度中にタイニン省の複数の澱粉工場のプロジェクトで、CO2換算で年間約7万トンの温室効果ガスを回収するプラントを建設し、2010年1月から操業を開始する予定。さらに将来的には、アルコール、食品加工など他の高濃度有機廃水に対象を広げてプロジェクトの開発を行い、ベトナムでCO2換算で年間50万tの温室効果ガスを削減していく計画。

東芝は今回、社会インフラ分野におけるCDMプロジェクトを積極的に進めることで、排出権取引ビジネスも視野に入れた環境システム事業の強化を図る。

《レスポンス編集部》

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