三井物産が100%出資する東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)は、三井住友銀行を主幹事銀行とする銀行団と融資総額294億円のプロジェクトファイナンスベースの融資契約を締結した。
TIACT社が推進する東京国際空港国際線地区貨物ターミナル整備・運営事業は、2010年に予定されている羽田空港の新滑走路供用開始に合わせてTIACTが同空港内に新たな国際貨物ターミナルを建設し、30年にわたり運営・維持管理を行うPFI(民間資金を活用した社会資本整備)事業。
アジアを中心とする諸外国と日本を結ぶ国際航空貨物の物流拠点として、この事業は今後ますます重要性が高まる羽田空港の能力強化の一環と位置づけられている。
また、事業推進にあたっては、貨物ターミナルの屋根を利用した太陽光発電の採用等、環境に配慮した展開をしていく方針だ。