欧州新車販売は18.3%減…2月実績

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欧州新車販売は18.3%減…2月実績
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ACEA(欧州自動車工業会)は13日、2月の欧州全域(EU+EFTA全28か国)の新車販売結果を公表した。総販売台数は96万8159台で、前年同月比は18.3%減と1月の27%減よりは持ち直したが、10か月連続の前年実績割れが続いている。

欧州5大市場は、ドイツを除いて前年実績を下回った。イタリアは前年同月比24.4%減の16万5289台、フランスは13.2%減の15万2066台、スペインは48.8%減の6万2107台、英国は21.9%減の5万4359台という結果だ。そんな中、ドイツは21.5%増の27万7740台と久々のプラス。これは、9年以上保有している古い車を代替する際に、最大2500ユーロ(約30万円)を補助するスクラップインセンティブが功を奏したためだ。

主要9社の販売実績は、1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が前年同月比10.2%減の21万0337台をセールス。VWブランドは6.2%減の11万1984台、アウディブランドは7.1%減の4万3258台と、そろってマイナスとなった。

2位のPSAプジョーシトロエンは前年同月比25.3%減の12万5443台。3位のフォードグループ(ボルボを含む)は12.7%減の9万5164台。4位のフィアットグループ(ランチアやアルファロメオを含む)は16.5%減の8万7635台。ブランド別では、フィアットとランチアが約20%の落ち込みとなる中、アルファロメオは新型『MiTo』人気によって、23.3%増の7509台と健闘している。

5位のGMグループ(オペル、シボレー、サーブを含む)は前年同月比21.9%減の8万6344台。6位のルノーグループ(ダチアを含む)は23.1%減の8万4327台。7位のトヨタグループ(レクサスを含む)は18.3%減の5万3868台だ。

8位のダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は前年同月比29.8%減の4万2632台。メルセデスブランドの34.2%減に対して、スマートブランドは0.6%増の7774台と売れている。9位のBMWグループ(MINIを含む)は29.2%減の4万0928台。

このほか、日本メーカーでは、日産が前年同月比25.5%減の2万0891台、ホンダが11.2%減の1万7441台、マツダが15.1%減の1万6608台、三菱が21.8%減の8510台と苦戦。そんな中、スズキは主力車種に用意した金利0%ローンが好評で、0.6%増の2万0055台と日本メーカーで唯一、前年実績を上回った。

韓国メーカーでは、ヒュンダイが前年同月比20.2%増の2万6173台と躍進。これは3月末まで『i20』『i30』などの主力車種に導入している特別ローンや装備充実プログラムの効果だ。しかし、キアは22.4%減の1万5659台と不振だった。また、ジャガー&ランドローバーは36.4%減の3753台と落ち込んだが、ジャガーブランドは新型『XF』人気で、12.3%増の1163台と好調を維持している。

旧車の新車代替を促進するスクラップインセンティブは、ドイツ以外でもフランス、イタリア、オーストリアなどが導入。今後の新車販売に与える効果が注目される。
《森脇稔》

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