高速道路1000円…カーフェリー業界に荒波

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高速道路料金1000円化を震源とする各業界への激震は、カーフェリー業界にも大打撃を与えそうだ。いまだ原油高騰、さらに景気減衰という時期にさらに追い討ちをかけるような高速道路料金大幅引下げの波。フェリー会社はため息をつく。

東京 - 徳島・北九州間を結ぶカーフェリー「オーシャン東九」を運航するオーシャントランスは、最近の乗船率は概ね3割程度、年間乗船人数を4万3000人程度としているが、「一定区間の高速道路を1000円で利用できるようになると、乗船率もガクッと減るのでは。土日の高速道路割引で流れ出てしまうドライバーを考えると、夜行フェリーにとっては結局、金・土・日・月の顧客を奪われることになる」と危惧する。

また、大洗 - 苫小牧間を結ぶ「さんふらわあ」を運航する商船三井フェリーは、「航路の違いによって影響が異なるが、真っ向から競合している路線もある。例えば阪神・九州間は、船の運航時間と高速道路を運転する時間が近いということもあり、乗客減少が予想される」と話す。

大手フェリー9社は昨2008年末、国に「内航フェリー航路の維持のための支援策の要望」を提出しているが、各フェリー会社は現状「なす術なし」という状態に陥っている。
《大野雅人》

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