トヨタ、タイ国営自動車学校のリニューアルを支援

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トヨタ自動車は、バンコク市内にあるタイ国営自動車学校のリニューアルを支援すると発表した。静岡県にある「トヨタ交通安全センター モビリタ」での安全運転に関する講習ノウハウを提供する。

バンコク市内の同校敷地内で、タイ国営自動車学校のリニューアル発表式典が実施され、タイ政府からチャイラット・サグアンスー陸運局長や政府・警察関係者、トヨタ関係者ら約140人が参加した。

モータリゼーションが進展するタイでは、自動車による渋滞とともに、交通事故が深刻な社会問題となっており、こうした事態に憂慮したタイ政府が、免許取得時の安全運転講習を充実させる目的で、国営自動車学校をリニューアルを実施した。

トヨタは、トヨタ・モーター・タイランドとともに、タイ政府から、リニューアルに際しての安全運転講習に関するノウハウ支援要請を受け、インストラクター派遣を通じた支援を実施してきた。

モビリタが海外の自動車学校へ直接支援するのは今回が初めてで、今後、国営自動車学校では「安全な環境で、人・クルマ・道路の限界を知り、危険に近づかないドライバーを育てる」というモビリタの思想を織り込み、高速からの急制動やABSの効果体験など、より実践的な内容をカリキュラムに順次追加していく。

また、トヨタは直営の中部日本自動車学校(名古屋市)から、国営自動車学校に日本の自動車運転免許取得制度に関する情報提供を行うなど、多面的な支援を実施しており、今後もタイトヨタを通じて、継続的にタイ政府の交通安全対策に協力していく。

《レスポンス編集部》

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