ユタカ技研は23日、ホンダの山本卓志常務執行役員・埼玉製作所長が社長に就任する人事を内定した。6月下旬開催の定時株主総会後の取締役会で正式に就任する。
高林優社長は退任して相談役となる。
高林社長は2005年に社長に就任して以来、4年間にわたって人材育成と体質強化に取り組んできた。特に研究所の統合、国内外の生産拠点の再編、増強などを進め、次世代に向けての基盤を構築してきたが、これがほぼ一区切りし、激変する経済環境のなか、新しい道を切り開き、永続的な成長に向けて世代交代の最適な機会と判断したと、している。
山本氏は名古屋大工学研究科卒、ホンダに入社し、本田技術研究所の取締役などを経て2000年にホンダの取締役に就任、2007年に埼玉製作所長、常務執行役員に就任した。