GKNドライブラインは9日、スズキの新型『ワゴンR』の四輪駆動車にビスカスカップリングが採用されたと発表した。
ビスカスカップリングは、高価な電子制御などを必要とせず、オンデマンドAWD性能とトラクション性能を向上させる軽量コンパクトなユニット。メンテナンスフリーで、駆動系の不快なノイズや振動を緩和する。
採用されたユニットは、シリコンオイルの中にフリクションプレートが配置されている。駆動輪(前輪)がスリップし、プレート間に回転差が生じると、剪断抵抗により一方のプレートからもう一方のプレートにトルクが伝達され、後輪を駆動する。