【ミシュラン プライマシーLC】ロードノイズも低減

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日本ミシュランタイヤが新たに発売したプレミアムタイヤの『プライマシーLC』は、荒れた路面で気になるロードノイズを上手く抑えられている。

タイヤが発生するノイズは大きく分けて、溝と路面の中の空気が圧縮されて発生する「パターンノイズ」と、路面からの振動により発生する「ロードノイズ」に大別される。ロードノイズは、荒れた路面を走っている時に聞こえる「ゴォー」という低い周波数域の音が特徴だ。

日本ミシュランタイヤのプロダクトマーケティングマネージャー越智宏さんは「プライマシーLCはトレッドコンパウンドに配合された軟化材の量を増やすことで、路面の凹凸に対してしなやかにトレッド面を接地させ、その振動から発生するロードノイズを低減させています」

「また、ビードフィラーの形状も前身である『エナジーMXV8』から変更して、さらなるロードノイズの低減と乗り心地の向上を果たしています」とコメント。

プライマシーLCが装着されたアウディ『A4』とレクサス『LS』で、ロードノイズが発生しやすい荒れた路面を乗り比べてみたが、どちらのクルマでもロードノイズが少なく優れた静粛性を発揮してくれた。

目で見て分かるほど荒れた路面を走っても、不快なロードノイズは少なく、車内は洗練された心地よさに包まれていた。乗り心地に関しては、コンフォートセダンに似合うしなやかなダンピング特性を持っている。

どちらかといえば、サスペンションが引き締まった欧州セダンのほうが、ロードノイズを発生しやすいので、プライマシーLCの効果は分かりやすいだろう。

パターンノイズで感じた大幅な進化ではないが、ロードノイズも上手く押さえ込み、優れた静粛性を実現している点がプライマシーLC最大の強みだ。

《岡島裕二》

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