NOKの第3四半期決算…営業利益が半減 自動車向け不振など

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NOKが発表した2008年4 - 12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比52.5%減の156億円と大幅減益となった。
 
シール事業は、上期の好調から一転し、下期に入って以降グローバルで新車需要が冷え込んだため、自動車関連メーカーへの販売が大幅減となった。建設機械の生産台数も、世界的な資源開発や新興国を中心としたインフラ整備の中止・延期により減少したため、建設機械関連メーカー向けの販売も減少した。
 
フレキシブル基板事業は、デジタルカメラ向け販売は、市場の生産調整の影響を受けたものの、増収となった。携帯電話関連製品向け販売では、全体としては増収となったものの、国内市場向け販売の減少および海外メーカー向け販売の伸びが鈍化した。
 
これらの結果、売上高は同1.9%減の3819億円と小幅なマイナスとなった。
 
収益では為替変動の影響が大きいシール事業、フレキシブル基板事業が減益となり、営業利益は半減した。経常利益は同56.4%減の158億円、当期純利益は同59.0%減の83億円となった。
 
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。
 
期末の配当は1株当たり10円として従来予想から「未定」に変更した。

《レスポンス編集部》

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