気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊（朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版）から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年1月28日付
●2次補正予算成立、きょう施政演説（読売・1面）
●ホンダS2000生産終了へ（読売・11面）
●車8社、減産118万台、雇用助成金申請相次ぐ（読売・11面）
●ニュースがわからん！ ダカール・ラリー、なぜ南米開催に？（朝日・2面）
●バイオガソリン春から身近に、政府後押し販売目標大幅増（朝日・7面）
●ホンダ、5万台追加減産へ（朝日・13面）
●米、排ガス規制を強化、日本企業「追い風」環境対応車に強味（毎日・8面）
●英も自動車産業支援、融資保証総額2900億円（毎日・9面）
●ホンダ、8耐休止を正式発表（産経・8面）
●どこから来るのか「黄金タクシー」（産経・9面）
●非正規失職40万人、年度内に 国調査の4.7倍、業界団体見通し（東京・1面）
●パナソニック、6期ぶり最終赤字に09年3月期見通し、海外3工場閉鎖へ（日経・1面）
●三菱自、米工場休止計画を延長、来月から3か月、在庫圧縮（日経・13面）
●日産自動車を格下げR＆I （日経・17面）
ひとくちコメント
自動車・電機などの製造業で働く派遣・請負の非正規労働者約40万人が今年3月までに失職する見通しという。きょうの東京が1面トップで報じたほか、各紙も経済面などで取り上げている。
このショッキングな試算は、製造派遣事業などの業者でつくる「日本生産技能労務協会」と「日本製造アウトソーシング協会」が昨年12月後半から1月上旬にかけ、聞き取り調査したもの。
未加盟の企業も含め、全国の製造業の派遣・請負労働者は約100万人とされており、失業者は全体の4割に当たる40万人に達すると見積もっている。
厚生労働省も昨年末の調査で、3月末までの非正規雇用者の失業者は8万5000人と見込んでいたが、業界団体の調査ではその4.7倍に膨れ上がっている。
きょうの読売によると、トヨタ自動車など自動車メーカー8社の今年度の減産台数が国内だけでも118万台にのぼるという。これでは40万人の失業で歯止めがかかるかどうかもわからない。
