川崎重工、大容量ニッケル水素電池の定電圧フロート充電に成功

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川崎重工、大容量ニッケル水素電池の定電圧フロート充電に成功
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川崎重工は、自社開発の大容量ニッケル水素電池「ギガセル」による定電圧フロート充電に日本で初めて成功した。
 
定電圧フロート充電は、電池を常に満充電の状態に保持しておく充電方法で、停電発生時に瞬時に放電を開始することで、各設備やサーバーなど負荷装置の稼動を維持する。今回、電気通信用施設での実証試験でギガセルが停電時のバックアップ電源として使用できることを確認したとしている。
 
実証試験は、KDDIが協力してギガセルを同社の評価用基地局に約2か月間設置し、充放電特性の評価試験を行った。この結果、定電圧フロート充電、放電、圧力、温度評価の各試験で問題がないことを確認し、バックアップ電源として従来の鉛蓄電池に対して体積比で50%、重量比で30%低減を実現した。
 
これによりギガセルは、同種の電気通信用施設をはじめ、情報、金融、病院など、さまざまな分野でバックアップ電源としての機能を提供していく。

《レスポンス編集部》

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