丸順、創業以来初の単体最終赤字

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ホンダ系プレス・金型メーカーの丸順は08年度の単体最終損益が3億円の赤字になると発表した。自動車メーカーの大幅な減産や鉄スクラップ価格の大幅な下落が重なり、1952年の創業以来、初の赤字に転落する。

単体売上高は260億円と従来予想に比べ増加幅が縮小するものの、前年度に比べ11%の増収を確保する。損益は営業・経常ともに従来の黒字予想から赤字に下方修正した。最終損益は従来2億5千万円の黒字を予想していた。連結業績見通しも売上高・利益ともに下方修正した。

同社はホンダのコンパクトカー向けの骨格部品を主力としており、年度の前半までは堅調な小型車の売れ行きに支えられ、業績見通しも底堅く推移するとの予想だった。昨秋以降の世界同時不況により、生産量の減少・円高・鉄スクラップ価格の下落により業績が悪化する。

《編集部》

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