新生デルタ航空、太平洋路線を強化へ

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ノースウエスト航空を吸収合併したデルタ航空は、今後は日本をはじめとするアジア地域の路線展開を強化するという。

日本に関係する太平洋路線の注目は、5月4日からスタートする成田 - アトランタ線(B747-400)で、現在の1日1便から1日2便体制になる。さらにこれまで国際線直行便の空白地帯であったロッキー山脈エリアにあるユタ州のソルトレークシティに、成田から週5便が6月3日から(A330-200)運行される。そして6月4日からは成田 - ニューヨーク(JFケネディ)線が、静粛性に配慮したB777-200LRにより、ディリーで運航される(いずれも認可申請中)。

新生デルタ航空会社の最高経営責任者であるリチャード・H. アンダーソン氏をはじめとする経営陣が来日、1月15日に両社の合併による今後の経営展開や路線網などについての記者会見が行われた。

世界的な航空会社の提携関係や集約が進むなか、戦後いち早く日本に路線を開設し日米間をはじめアジア地区にも路線を拡大してきたノースウエスト航空(本社:ミネソタ州ミネアポリス)と、大西洋路線や南米などの路線を数多く運航してきたデルタ航空(本社:ジョージア州アトランタ)が2008年10月30日に合併した。

両社の合併はノースウエスト航空がデルタ航空に吸収される形で、新生「デルタ航空会社」が誕生(本社はアトランタ)し、66か国、世界375都市、年間1億7000万人以上の搭乗者数と、従業員数約7万5000人規模の巨大エアラインが登場した。

現在は新ロゴを尾翼に採用した新塗装の機材が拡大する方向にあり、ノースウエストの社名やロゴは今後1年以内にデルタ・カラーに統一されていく。

《浜田拓郎》

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