日揮は、米国のKBR社、千代田化工建設と共同で、国際石油開発帝石がオーストラリアで進めているイクシスLNGプロジェクトの基本設計役務を受注したと発表した。
LNGプラントは、オーストラリア北部準州ダーウィンに建設。年産800万t超のLNGプラントのユーティリティ、オフサイト、マリン設備、インフラストラクチャーなどにかかわる基本設計を受注した。業務は日揮横浜オフィスを中心に、千代田化工横浜オフィス、KBRパースオフィスの3拠点を連携して遂行する予定。
イクシスLNGプロジェクトは、ダーウィンから850km西にあるインド洋オフショアのガス田から生産される天然ガスをLNG、LPGおよびコンデンセートとして出荷するプロジェクト。
オペレーターの国際石油開発帝石にとっては、日本のエネルギーセキュリティーへの貢献が期待される最重要案件で、オーストラリアにとっては、輸出振興、雇用促進の観点から自国産業を発展させ、日本−オーストラリア間の関係を緊密にするプロジェクトという位置づけにある。