11日、デトロイトモーターショーのプレスデー初日、会場前ではUAW(全米国自動車労働組合)が賃金カットや自動車産業を取り巻く政治に対しての抗議活動を実施。
GM本社のあるルネッサンスセンターも見える場所で、「我々はアメリカの会社の従業員だ(外国の自動車会社の給料と比較するな)」「米国のクルマを買え」「米国車を殺すと国が死ぬ」などといったプラカードを掲げて活動していた。
しかし、デモは一部の日本の報道であったような大規模なものではなく、30数名ほどの参加者がマスコミの向けたカメラに対してアピールする小規模なもの。
東洋人である記者が近づいたら嫌な反応をされるのではないかと戦々恐々としていたが、実際カメラを向けるとプラカードをレンズ側に向けて撮影しやすいように配慮してくれるなど、殺伐としたものではなく、メディアを意識していることを強く感じた。