東芝、ベトナムに産業用高効率モーターの生産拠点を新設へ

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東芝は、世界的な高効率モーターの需要拡大に対応するため、ベトナム・ドンナイ省に100馬力以下の産業用高効率モーターと関連部品の製造・販売を行う新拠点「東芝産業機器アジア社」を設立した。

新会社は、2009年4月にドンナイ省内のアマタ工業団地で新工場を着工、2010年9月に生産開始の予定。敷地面積は約8万平方メートルで、工場建設と製造設備に関わる投資総額は今後5年間で約7700万米ドル。
 
同社の高効率モーターは、構造などの適正化によってエネルギー損失の大幅低減が図れ、信頼性が高く低騒音というのが特長。新会社では2015年度に完成品と部品併せて、製品ベースで年間120万台の高効率モーターを生産する予定。
 
生産開始当初は北米市場向けを中心に、その後中国、東南アジア、日本、欧州などへも輸出を拡大していく。2015年度には売上高180億円を目指す。
 
新会社の設立により、同社は既存製造拠点である東芝産業機器製造、中国の東芝大連社、アメリカの東芝インターナショナル米国社の3拠点とあわせ、世界4極体制で製品を供給する体制を確立する。

《レスポンス編集部》

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