ロボット相撲全国大会、両国 国技館で開催

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21日、東京・両国の国技館で「第20回全日本ロボット相撲全国大会」が開催された。主催は富士ソフトで、後援は文部科学省など。全国9地区で予選が行われ、今回は全1069台が参加。自律型とラジコン型の2部門それぞれ64台が国技館に集結した。

ロボットは車輪で移動するクルマ型で、寸法と重量は、幅・奥行きが各20cm以内(高さは自由)、重量3kgまでというもの。自律型は一切人が操縦せず、「ハッケヨイ、ノコッタ」から5秒以内に動き出すというルール。ラジコン型は、操作員がプロポで操縦するルールだ。

自律型で優勝したのは、東海大会では6位だった、田村科学技術所属の山田貴子さんの「TMR-GO」。

TMR-GOは、近年のトレンドである、大出力モーターによる高機動型(速度を上げて体当たりの運動エネルギーを稼いでいるタイプ)とは一線を画し、ディフェンス重視の機体。移動速度は現在ではゆっくりの部類に入るのだが、ちょっとやそっとの体当たりではまったく動じず、一度相手と押し合いになったら、じりじりと押していき、最後には土俵外に押し出してしまう戦法を取っている。決勝戦も、機動力では完全に下回っていたが、押し合いの強さで相手を下した。

山田さんは、「決勝に出られただけでも満足で、まさか優勝できるとは思っていませんでした」と謙虚なコメントをしている。

一方のラジコン型は、北信越地区第7位の四日市中央工ロボット部所属の原大騎さんの「木の芽風」が優勝した。10月に大阪で行われた、第16回高校生ロボット相撲全国大会も制しており、2冠達成。なお、ラジコン部門のベスト4の内3台が同工業高で、決勝戦も同門対決。

木の芽風もそうだが、近年のロボットの機動力は、10代の反射神経じゃないと追いつかないであろうというほど。あまりのパワーに鋼板製の土俵の表面が削れてしまうことも珍しくなく、目が追いつかないような高速取り組みを制し、木の芽風が勝利した。原さんも「まさか優勝できるとは思いませんでした」という謙虚なコメント。

優勝者には両部門共に100万円の副賞が贈られる。

《デイビー日高》

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