ダイムラーは19日、現行メルセデスベンツ『Eクラス』の世界累計販売台数が150万台に到達したことを明らかにした。
現行Eクラスは2002年にデビュー。まずはセダンが発売され、遅れてステーションワゴンが投入された。累計150万台の内訳はセダンが127万台、ワゴンが23万台だ。
Eクラスが最も売れる市場はドイツ本国と米国。その両国で全体の約25%を販売する。また、人気グレードはディーゼルの「E220CDI」とガソリンの「E350」で、それぞれ約10%の販売ボリューム。全体の約40%はE220CDIを含むディーゼル仕様が占めているという。
ディーゼル人気は2006年に米国に「E320ブルーテック」、2007年に欧州に「E300ブルーテック」を設定したことと深い関係がある。それぞれの市場の排出ガス規制に合致したクリーンディーゼルは、燃費性能に優れることもあり、両マーケットの顧客に受け入れられた。
ダイムラーは「8世代に渡る歴代Eクラスの累計販売台数は、約1200万台。アッパーレンジセグメントで世界最量販モデル」と説明している。