BMW Z4ロードスター 新型…斬新なアートが完成

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BMW Z4ロードスター 新型…斬新なアートが完成
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BMWは19日、新型『Z4ロードスター』を使ったアートを公開した。タイトルは「ペインティングダイナミクス」。屋内サッカー場に撒かれた塗料の上をZ4ロードスターが走り回り、タイヤ痕によるアートが出来上がった。

BMWは「エフィシエントダイナミクス」を企業スローガンに掲げ、環境に配慮しながらも運転する喜びが感じられる製品を送り出している。「ペインティグダイナミクス」は、筆の代わりにZ4ロードスターを使用。広大なキャンバスに躍動感あふれる作品を作り出した。

このアートは南アフリカの若手アーティスト、ロビン・ロード氏と英国出身の映像ディレクター、ジェイク・スコット氏が発案。ロビン・ロード氏は2001年の南アフリカ芸術賞にノミネート。南アフリカだけでなく、英国ロンドンやポルトガルで展覧会を開くなど、積極的に活動している。

一方、ジェイク・スコット氏は、アディダス、アメリカンエクスプレス、AOL、コカコーラなどの名だたる企業のCMを手がけ、REMやU2、ジョージ・マイケルなどのアーチストのプロモーションビデオも制作した人物だ。

会場の屋内サッカー場は縦30m、横60mの広さ。濃紺の新型Z4ロードスター「sドライブ35i」と、レッド、イエロー、ブルーの3種類の塗料が用意された。

Z4は会場を縦横無尽に走り回ったように見えるが、実際は両氏の細かい指示のもと、走るコースが決められた。最初は3色のタイヤ痕だけだったが、そのうち黄色と青色が混ざりグリーンのタイヤ痕が出現するなど、幻想的ともいえるアートが完成した。

ロビン・ロード氏は「この作品は1973年にドイツの有名画家、ゲルハルト・リヒター氏がBMWミュンヘン本社に描いたアートにヒントを得たんだ」と語っている。

BMWといえば、その車体をキャンバスにアーチストが筆を奮った「アートカー」が有名だが、今回の作品もアートカーに劣らぬインパクトがある。BMWにとっては、新型Z4の最高のPRになったようだ。

《森脇稔》

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