アウディAGが発表した11月の全世界の販売台数は、前年同月比0.4%増の7万5950台と微増だった。今年1月から11月までの累計では前年同期比3%増の92万700台だった。
世界的に自動車需要が低迷しているが、アウディ『A4アバント』、『A3』、『A6』、11月に発売開始した『Q5』などのニューモデルが、欧州市場でのアウディの販売を引っ張っている原動力となっている。
特に11月のイタリアは前年同月比同30.7%増の5754台と大幅に増えた。フランスも同11.5%増の3588台だった。ドイツは同0.4%増の2万2178台と微増だったが、ドイツ国内のシェアは9.5%と過去最高となった。
一方、アウディによって最大の輸出先である中国と米国は低調だった。米国は同25.4%減の6788台と大幅マイナスで、中国も同5.9%減の8173台と落ち込んだ。