積水化学、自動車ガラス用中間膜の原料樹脂を生産増強

自動車 ビジネス 企業動向

積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニーは、合わせガラス用中間膜の原料樹脂生産工場であるオランダ工場に、2系列目となる新ラインを増設すると発表した。

同社は、合わせガラス用中間膜の製造・販売をグローバルに展開しており、特に自動車向けの中間膜は世界で42%とトップシェアだ。現在、同社の中間膜生産工場は、高機能中間膜の需要増加を背景に、フル生産を続けている。

今後も採用車種の拡大など、需要の増加が見込まれており、今後の中間膜の生産能力増強に合わせて、その原料樹脂についても増産する必要があると判断、約100億円を投じ、欧州の原料供給拠点であるオランダ工場に2系列目となる原料樹脂生産ラインを増設する。

ライン増設により、2010年7月の稼動時には年間1500万台分の能力増強を実現する。これによって同社は2010年度に自動車市場での中間膜のグローバルシェア44%を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集