日産、米国新車販売は42.2%の大幅減…11月実績

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日産、米国新車販売は42.2%の大幅減…11月実績
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北米日産は2日、11月の新車販売レポートをまとめた。総販売台数は4万6605台で前年同月比は42.2%減と3か月連続のマイナス。『ムラーノ』を除く全車種が前年実績を下回った。

ブランド別では日産ブランドが44.4%減の3万8974台、インフィニティブランドが28%減の7631台。日産ブランドの落ち込みが目立つ。

日産ブランド、乗用車系は10月まで好調だった『マキシマ』が37.2%減の2718台と急減速。同じく好調を維持していた『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』)も、18.4%減の4535台と後退した。主力セダンの『アルティマ』も45.3%減の1万828台と冴えない。

日産ブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は『ムラーノ』が4.7%増の4162台と唯一好調。しかし、その他の車種は小型SUVの『ローグ』の2.6%減を除いて、前年同月比が7割以上減少と深刻な販売不振となった。

『タイタン』が79.6%減の1022台、『エクステラ』が71.6%減の1115台、『フロンティア』が70.7%減の1171台、『パスファインダー』が70.6%減の1214台、といった具合だ。ミニバンの『クエスト』に至っては、81.3%減の342台という惨状。

インフィニティブランドでは、『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)が20.6%減の3495台となったほか、『M』(日本名:日産『フーガ』)が19.5%減の1186台、高級クロスオーバーの『FX』が62.5%減の683台と落ち込んだ。

北米日産は11月末までゼロ金利キャンペーンを主要5車種に導入。しかし、その効果はムラーノにしか現れなかっただけに、有効な販売促進策がない状態だ。

《森脇稔》

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