トヨタ自動車は6日、2008年度第2四半期決算の説明会を行った。その中で、木下光男副社長は今後の見通しについて、「この下期の厳しい状態が来期も続く」と述べた。
トヨタの下期の営業利益は180億円で、07年度下期のそれが約1兆円だったことを考えると、ほとんど利益が出ないのに等しい。「ベクトルが上向くのは来年の終わりごろになると期待する」と木下副社長。
ただ、業績については「緊急収益改善委員会を通じて、今期を底に頑張っていきたい」という。トヨタは世界の自動車市場の伸びが予想より相当遅れるととらえており、今後の設備投資を大幅に減額する方針だ。