アイシン精機、アイシン高丘、アイシン化工、アイシン・エィ・ダブリュ、アイシン・エーアイは11月1日、矢作川の上流に位置する長野県下伊那郡根羽村で、環境教育イベント「親子わんぱく体験隊・秋の陣in根羽村」を開催した。
アイシングループは、工場用水や生活用水として利用している矢作川で、上流の水源の森を守るため、根羽村と「森林(もり)の里親契約」を2004年に結び、さまざまな活動を通じて森林整備に協力している。
今回のイベントは、親子で楽しみながら、自然・環境保護の大切さについて考える場を提供しようと企画したもので、2004年から毎年開催しており、今年で5回目。
当日は、各社の従業員とその家族80人が参加し、長野県下伊那地方事務所から間伐の必要性についての説明を受けた後、枝打ちなど間伐作業の体験、森の歩道の補修を80mにわたって行った。また、根羽の間伐材を利用して「マイ箸」づくりにも挑戦し、思い思いの「マイ箸」で昼食を摂った。
参加者からは「釘を打ったり板を運んだりした歩道づくりは大変だったけれど、間伐材で完成した歩道を目の当たりにして、充実した一日だった」など、今後も積極的に参加していきたいという声が多く上がっていた。
今回の参加費総額4万3500円は、矢作川水源の森を守るための森林整備の費用として根羽村へ全額寄付した。