マツダの井巻久一社長は30日の第2四半期決算発表の席上、世界的な新車需要の減退に対処するため、第3四半期から今年度末までに国内で、当初計画より7万3000台の減産に踏み切る方針を明らかにした。
2008年度通年の国内生産は、期首見通しに対し4万8000台少ない104万8000台になるという。井巻社長は、減産の詳細を詰めている段階として、対象となる工場や車種、減産に伴う人員削減方針などは明らかにしなかった。
マツダの08年度の世界販売計画は、当初の148万台から7万5000台少ない140万5000台に下方修正されている。その大半を主力である国内工場の減産で対応することになる。