STマイクロエレクトロニクスは、視覚ベースの高度運転支援システム向けに最適化した、初のワイド・ダイナミック・レンジCMOSイメージ・センサを発表した。
新製品ワイド・ダイナミック・レンジCMOSセンサ・シリーズは、極端な照明条件下に優れた画像を提供し、アクティブ・セーフティ・システムにリアルタイムで情報を送信する。
また、同社のCMOSセンサは、Mobileye社との共同作業を通して開発した専用の画像認識処理プロセッサ・ファミリにも対応しており、急速に成長している高度運転支援システム市場で車載用ICポートフォリオを拡充する。
新しいセンサは、アクティブ・ブレーキや車線逸脱警告などの機能を作動させる画像認識処理プロセッサに情報を送信する。検知能力は、最も困難な環境下でも、視覚ベースの高度運転支援システムの信頼性向上に寄与するとしている。
新しいセンサは1024×512ピクセル・フォーマットに基づいており、車載環境における一般的な広角カメラ製品に適している。
現在サンプル出荷中で、2009年初頭に量産開始の予定。単価は約1万個購入時で、約20ドルの予定。