【D1 最終第7戦】決勝…斉藤、直接対決で今村を下す

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D1グランプリの08シーズン最終戦となる第7戦が、25・26日に富士スピードウェイで開催された。

審査区間は、コース逆走で、ダンロップコーナー先からスタートして、300R、ヘアピンと抜け、100Rへ向かうというもの。この日は、「トラスト雨宮with TOYO D1-7(FD3S)」に乗る末永正雄が優勝した。これにより末永は、一気に総合ランキングを3位に上げた。

最終戦まで持ち越された王座争いは、6点差の有利な状況の斉藤太吾(チーム22 フナッツ マークII)が、直接対決で2位の今村陽一(BOSSシルビア)を押し切り、08年王者に輝いた。初戴冠。逆転王座を狙った今村は、D1史上初の2回目の王座獲得はならなかった。

前戦まで斉藤97点、今村91点。このほかに数字上の王座獲得の可能性がある80点の野村謙、72点の手塚強がいたが、両選手とも早々に消え、斉藤・今村の一騎打ちとなった。

斉藤は、決勝に進出しさえすれば王座決定という非常に有利な状況。一方の今村は、少なくともベスト8の辺りまでに斉藤が負け、自分が優勝かそれに近い順位を獲得しないと、王座につけない少々厳しい条件。今村の狙いは、早い段階での直接対決を実現し、それに勝利することだ。

その願いが通じたのか、両者はベスト8で激突。まず斉藤の先行からスタートした。斉藤の「チーム22 フナッツ マークII」は800馬力オーバーを誇り、ストレートもコーナーも関係なくタイヤスモークを上げられるモンスターマシン。今村はニンジャ戦法に視界を奪われるが、自身も「技の引き出し」と呼ばれる職人である。白煙の立ちこめる中でドリフトを決めていくが、角度で斉藤にアドバンテージ。

続いて今村の先行。今年になって苦手だった後追いに開眼した斉藤は、300R→ヘアピン間の切り返しも今村と申し合わせたかのようにシンクロさせ、今村の懐深くに潜り込む。結果、斉藤に勝利の凱歌が上がり、その瞬間に08年王座が決定した。

斉藤の愛機は、主に王座を取らせたところで力尽きたのか、準決勝でエンジンブロー。決勝は06年王者・熊久保信重vs末永となり、末永が師匠の熊久保を下し、今シーズンの初勝利となった。

《デイビー日高》

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