ルネサスの子会社、半導体商社イーストンと合併して新会社を設立

自動車 ビジネス 企業動向

ルネサステクノロジは、販売会社であるルネサスデバイス販売が大手半導体商社であるイーストンエレクトロニクスを存続会社として合併、新会社を設立することで基本合意した。

合併新会社「ルネサスイーストン」は、2009年4月から営業開始する。新会社は、両社の持つ販売リソースの有効活用や営業資産の効率化を進め、国内大手半導体商社としてルネサス製半導体を中心に拡販・技術サポートを図り、事業の拡大を目指す。

半導体市場は、事業環境の悪化や競争の激化など厳しい状況にあり、今後も競争の激化が予想される。こうした中、ルネサスは、設計や製造に加え、販売についてもグローバルな視点でリソースの最適化、拡販力の強化を進めており、国内でも同様に、販売リソースの強化を検討してきた。

今回、ルネサスデバイス販売とイーストンが合併、新会社を設立することで、販売リソースの一層の強化・効率化を図るとともに、顧客技術サポート力の充実を図る。

ルネサスデバイス販売は、産業機器やアミューズメント分野向け営業に強みを持ち、ルネサスの営業戦略と一体となった事業を展開してきた。一方のイーストンは、自動車電装装置やデジタルコンシューマー機器向けに事業の強みを持ち、専業の半導体商社として事業の拡大を図ってきた。

新会社は、自動車電装装置、産業機器、デジタルコンシューマー製品、アミューズメント機器などの分野を中心に新規顧客の開拓や新規事業分野の立ち上げなどに営業リソースを集中的に投下し、事業の拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集