【新聞ウォッチ】どうなる米ビッグ3 日産・ルノーにも打診報道

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年10月23日付

●日野、三菱が下方修正 NEC携帯販売不振で(読売・9面)

●金融危機、落日ビッグ3に痛撃、GM、操業90年の工場閉鎖(朝日・1面)

●ガソリン150円台に値下がり 5か月ぶり(朝日・12面)

●「JRともう一勝負」全日空社長もリニアに対抗心(朝日・12面)

●フォード売却株、半分自社株買い マツダが調整案(朝日・13面)

●クライスラー株20%取得、日産・ルノーが打診、米紙報道(朝日・13面)

●カーナビへ「この先に歩行者」携帯活用し事故防止、日産実験へ(朝日・13面)

●トヨタ急ブレーキ、世界販売10年ぶり前年割れ(産経・8面)

●仮想空間利用 700万人超、国内、9月末推計、トヨタ、新車発表、運営者増加(日経・12面)

ひとくちコメント

存亡の危機に直面している米ビッグ3の報道が連日のように紙面をにぎあわせている。

きょうも朝日が1面トップ記事で「落日ビッグ3に痛撃、GM、操業90年の工場閉鎖」と取り上げているほか、毎日も経済面で「ビッグ3展望なく」との見出しで、「リーマン・ブラザーズの経営破綻以降深まった金融危機が追い打ちをかけ、運転資金の確保にも窮する事態に陥った」として、「最大手GMがクライスラーの買収に乗り出し、2位のフォード・モーターも傘下のマツダ株売却で急場をしのごうと画策するが、展望は開けていない」と伝えている。

産経も「GM-クライスラー、合併交渉急カーブ、決裂なら米致命傷」との大見出しで、「政府介入の可能性も取り沙汰している」と示唆している。こうしたなか、米紙デトロイト・ニュース(電子版)が「日産自動車と仏ルノー連合が米クライスラー株約20%の取得を米投資会社サーベラスに提案した」と報じ、きょうの各紙が取り上げている。

今のところ各紙とも“決定打”はなく、報道合戦は11月4日の米大統領選直前まで続くとみられる。

《福田俊之》

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