女子中学生がひき逃げ 180mひきずる

自動車 社会 社会

18日未明、大阪府大阪市淀川区内の国道176号で、道路を自転車で横断しようとしていた男性が軽乗用車にはねられ、約180mに渡ってひきずられて重傷を負う事故が起きた。警察は14歳の少女をひき逃げや無免許運転の容疑で逮捕している。

大阪府警・淀川署によると、警察が事故発生を認知したのは18日の午前3時ごろ。大阪市淀川区新北野1丁目付近の国道176号を通り掛かったタクシー運転手から「交差点に自転車が倒れている」との通報が寄せられた。

これを受けて駆けつけた同署員が、路上に血痕があることを確認。この後を追跡したところ、自転車が倒れていた場所から約180m離れた大阪市淀川区十三東2丁目付近の市道に放置された軽乗用車を発見。底部に挟まれたままとなっていた58歳の男性も見つけた。男性は近くの病院に収容されたが、耳を切断する重傷を負っている。

現場付近では逃走する若い男女が目撃されており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。クルマの所有者から事情を聞いたところ、この所有者の娘にあたる14歳の女子中学生が運転していた可能性が高くなった。

警察では同日午後になって自宅に戻ってきたこの女子生徒を自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)の容疑で逮捕。同乗していた男子中学生3人からも同容疑で事情を聞いている。

調べに対して女子生徒は「好奇心でクルマを運転してみたくなり、カギを持ち出した」、「怖くなって逃げた」などと供述しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース