人を確実に検知---産業技術総合研究所がセンサを開発

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人を確実に検知---産業技術総合研究所がセンサを開発
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独立行政法人の産業技術総合研究所は、産業技術研究助成事業の一環として、高速ビジョンセンサ(カメラ)を用いて人の存在や位置を確実に検知し、ロボットを制御する国際安全規格に準拠した日本初の安全センサシステム技術を開発した。

この技術は、欧州の鉄道安全関連伝送規格EN50159に基づく、人と共存して働くロボットの実現に不可欠な符号化パターンを用いた光マーカーによるセンシングシステムだ。

従来、カメラシステムや画像処理では人を確実に捉えるということが困難で、もし人の検出に失敗すればロボットと作業員との衝突事故に直結するため、これまで産業用ロボットは柵囲による人との分離作業を原則としていた。新技術を用いると人がロボットに近付くとそれを検知してロボットを停止させることができ、衝突を避けることができる。

また、この技術は国際安全規格や国の安全性ガイドラインに適合し、世界に通用するシステムとしている。

《レスポンス編集部》

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