ランクセス、ブラジル生産拠点でのCO2排出量をほぼゼロに

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ランクセスは、ブラジルのポルト・フェリース生産拠点に、エネルギー源としてサトウキビ成分であるバガスを採用したコージェネレーション(熱電併給)設備を導入すると発表した。

バガスは、サトウキビから砂糖を製造する過程で排出される繊維状の絞りかす。新設備は、4.5メガワットの発電能力を持つ、蒸気と電気の併給発電施設となる。

2010年に稼動予定で、これで同生産拠点のCO2排出量は、実質ほぼゼロとなる。コージェネレーション設備導入により、年間の温室効果ガス排出量は2002年時に比べ約4万4000トン削減できる。

さらに、コージェネレーション設備導入により、ポルト・フェリース生産拠点では、外部のエネルギーサプライヤーに依存することなく、安定した安価な価格で、長期的なエネルギー確保を実現できる。ポルト・フェリース生産拠点があるサンパウロ地域は、ブラジルで最もサトウキビ栽培の盛んな地域のひとつで、バガスを容易に調達することが可能。

導入するコージェネレーション設備は、最大エネルギー効率90%を実現する最先端の施設となる。

《レスポンス編集部》

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