【国際航空宇宙展】防衛省の誕生で、売り込み合戦

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2007年1月に防衛省が発足した関係で、国際航空宇宙展(10月1 - 5日、パシフィコ横浜)会場は前回をはるかに上回る防衛関係の展示が目立った。

その良い例が防衛庁技術研究本部が開発を進める、日本版ステルス機ともよばれる実大RCS試験模型機(高運動飛行制御システム)である。

まだエンジンや装備に至る内容ではないが、機体表面や部材には特殊な加工をするなどして、フランスの施設でステルス度などの試験も実施されたとのこと。防衛省なればこその、装備・予算強化の具体例かも知れない。

防衛産業の先端にある国内主要企業の展示も積極的だ。三菱重工はじめ、大手の企業からは、自衛隊3隊で使用される中型のジェット輸送機や対潜哨戒機、海難救助の飛行艇、海外企業のライセンス生産をしているヘリコプターなどの模型の展示や画像紹介で、自社のブランドと技術力を訴えている。

これに対する外国メーカーは、欧州連合のメリットを活かした兵員輸送用のヘリコプターとなる(ユーロコプター『NH90』)はじめ、救助や消防・防災向け、さらにドクターヘリなど、実物展示を展開。まるで会場が格納庫になったような雰囲気。

これも日本の地形や都市構造、そして防衛予算の拡大や地震、台風など災害多発国の防災予算を見込んでのこと。ヨーロッパ中のヘリコプター企業集団が押し寄せている。

《浜田拓郎》

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