気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年10月8日付
●ノーベル賞日本人3氏 物理学賞(読売・1面)
●トヨタ業績下方修正へ、09年3月期予想米の販売不振響く(読売・11面)
●「ナノ」生産新工場合意、インド・タタ(朝日・12面)
●東証1万割れ 消費冷え込み拍車、雇用悪化、年金に穴(毎日・2面)
●トヨタ、ホンダ意気込みF1日本GP(産経・11面)
●トヨタ新興国でも販売減速(日経・13面)
●スズキ、インドでコスト大幅減(日経・13面)
●三菱自、賃下げなど合意、米UAWと生産継続確約(日経・13面)
●日産「ティーダ」上期販売16位に、自販連が訂正発表(日経・13面)
●トラックバス用 エコ型タイヤ強化(日経・13面)
ひとくちコメント
昨夜は夕食の茶の間に久々に明るいニュースが流れた。スウェーデン王立科学アカデミーは今年のノーベル物理学賞を3人の日本人に贈ると発表した。日本人が一つの賞で同時受賞するのは初めてという。きょうの全紙が1面トップで報じている。
受賞者は 素粒子物理学の理論づくりに貢献した米シカゴ大名誉教授で大阪市立大名誉教授の南部陽一郎氏、新たな基本粒子の存在を共同で提唱した高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠氏、そして京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏の3人。
このうち、素粒子理論の大御所、南部さんは87歳。「30年間待ち続けていた賞をついにいただいた」とコメントしている。世界市場で新車販売が落ち込みトヨタ自動車も下方修正、解散するのかどうかもはっきりしない国会の論戦、東証も1万円割れなど底抜けの世界同時株安、このところ毎日イライラがつのるばかりだが、南部博士のように長いスパンで待ち続ければやがて光明が見えてくるかも……。