住友商事と日本車輌製造の2社は、住友商事の米国現地法人である米国住友商事を主契約者として、ヴァージニア鉄道公社(VRE)向けに2階建て客車10両を追加受注した。
2社連合はVRE向けに2005年、2006年と連続して合計61両の2階建て客車を受注、今月にも全車両の納入完了を予定しているが、今回、同型の車両を継続して受注した。
車両は一階通路部分に吹抜け構造を持つ「ギャラリータイプ」と呼ばれる2階建て客車で、住友商事・日本車輌連合はヴァージニア州の他にもカリフォルニア州、イリノイ州でも納入しており、同型車両の実績としては近年合計で400両超、6億5000万ドル(約700億円)超となっている。
今回の10両に関しても従来同様、住友商事は日本車輌製車体本体を輸出し、日本車輌および、日本車輌の米国現地法人である日本車輌USAの指導・監督の下、米国内で各種部材を調達し、最終組立を実施する。
納入完了は2009年度の予定。