大同特殊鋼は、冷間プレス・冷間鍛造用金型の製作リードタイム短縮、寿命向上に適したマトリックス冷間ダイス鋼「DCMX」を開発し、10月から発売すると発表した。
DCMXは、国内初のマトリックス冷間ダイス鋼。粗大な炭化物を極限まで低減することにより、等方性がSKD11(JIS鋼)対比50%以上向上しており、熱処理時の寸法調整が容易となる。
また、高靭性が同2倍以上なため金型寿命を向上できる。さらに、高硬度で被削性にも優れ、金型のつくりやすさと高性能を兼ね備えているとしている。
同社では、DCMXを2009年度10億円の売上げを見込んでいる。