フリースケールは10日、エネルギー効率に優れ、環境に配慮した作品を募集するデザイン・コンテスト「FTF(フリースケール・テクノロジー・フォーラム)デザイン・チャレンジ」の最終結果を発表した。最優秀賞は、川野亮輔氏による「電動アシスト自転車のアシスタント装置」。
川野氏には賞金1万ドルが授与された。また5万ドルの賞金を目指して、世界各地で開催されるFTFデザイン・チャレンジを勝ち抜いた参加者と競うFTFデザイン・チャレンジ世界大会への参加資格が与えられた。
最優秀賞を受賞した「電動アシスト自転車のアシスタント装置」は、電動アシスト自転車で走行中に、手動で走行モードを切り替えて学習させると、次からは走行モードが自動的に切り替わるもの。こまめに走行モードが切り替わることでパワーセーブを実現する。フリースケールの8ビット・マイクロコントローラ『MC9S08QE128』および『MC908QY4A』と、加速度センサ『MMA7260Q』を使用する。
今回のデザイン・チャレンジには日本を代表する組込みシステム開発者や工学部の学生から50組を超える登録があった。選考は、独創性、設計効率、技術的難易度、使用しているフリースケール製品の数、および環境改善の視点から見たアプリケーション全体の革新性を重視して行なわれた。