三井物産は、電源開発、スイスのウィンドファーマー社とともに設立したザヤツコボ・ウィンドファーム社が、ポーランド北部に建設していたザヤツコボ風力発電所の営業運転を開始したと発表した。
ザヤツコボ・ウィンドファーム社が発電した電力は、国営配電会社であるエネルガ社に販売する。日本企業が同国の風力発電事業に参画するのは初めて。三井物産の風力発電事業操業案件としては、ドイツ、米国に次ぎ3か国目の海外案件となる。
三井物産は、海外発電事業に積極的に取り組んでおり、世界各国で合計405万kWの持分容量を保有している。グローバルに環境対策の必要性が高まる中、今後は風力、太陽光発電を代表とする再生可能エネルギーの開発に注力する方針だ。