【神尾寿のアンプラグド特別編】iPhone 3Gが扉を開けた!? 国内携帯市場のボーダレス化(前編)

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日本は携帯電話市場は、インフラにおいて先進国でありながら、端末市場においては閉鎖性が高く、国際競争の“蚊帳の外”で発展・成長してきた。特に1999年のiモード登場後は、キャリア(携帯電話会社)の市場牽引力が強くなり、通信サービスと流通チャネルで主導権を握るだけでなく、端末開発やコンテンツプラットフォームの分野でも支配的な力をふるうようになった。

これは日本の携帯電話ビジネスに高付加価値・高収益のモデルを構築し、国内市場の成長に寄与した一方で、海外市場との乖離を深める要因になった。

国内キャリア同士が海外市場との連動性を意識することなく、“キャリア独自”かつ“国内市場限定”の機能やサービスで競争を繰り広げたことで、日本の携帯電話端末や各種サービス・コンテンツはグローバル市場での汎用性や発展性を著しく損なわれることになってしまった。日本の携帯電話業界は、未だに国内市場の発展・成長に強く依存する「パラダイス鎖国」に中にある。

しかし、そのような中で、グローバルなビジネスモデルを持つ海外メーカーの「日本進出」がじわりと進み始めている。

なかでも最も注目されたのが、米アップルの『iPhone 3G』であるが、それ以外にもフィンランドのNokia(ノキア)、韓国のサムスン電子やLG電子、中国のHuawei(ファーウェイ)など日本市場に食指をのばす海外メーカーは多い。一方で、日本でトップシェアを誇る端末メーカーのシャープは、中国市場を皮切りに海外市場に打って出る方針だ。ここにきて日本の携帯電話市場を取りまく状況は、急速にボーダレス化の色が強くなってきている。

そこで今回のアンプラグドは特別編として、携帯電話市場のボーダレス化にフォーカスする。

《神尾寿》

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