石油情報センターが発表した石油製品の店頭価格の週次調査によると、7月28日現在のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり180.7円で、前週よりも0.2円下落した。これで値下がりは3週連続。
ガソリン価格が1リットル=180円台となったから、需要の減少が加速、ガソリンスタンドが乱立する激戦地で価格を見直す動きが本格化している。
一方で、出光興産を除く石油元売各社は8月から卸価格を5円前後の引き上げを発表しており、小売価格にどう反映されるか注目される。出光興産は逆に卸価格を値下げするため、全国的に競争を意識して小売価格は変動しないとの予想も。
ハイオクガソリンも0.2円下落して191.6円となった。軽油は0.1円ダウンして162.9円となった。
編集部注 --- e燃費(運営:IRIコマース&テクノロジー)によると、30日のレギュラーガソリンの全国平均価格は172.3円/リットル、ハイオクは182.8円/リットル、軽油は154.6円/リットル。石油情報センターによる平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。