国土交通省は25日、6月の「不正改造車を排除する運動」および「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間中の街頭検査実施結果をまとめ、発表した。
それによると、街頭検査は全国で184回実施し、1万8277台を検査した結果、約10%に当たる1819台に保安基準不適合箇所などがあり、自動車ユーザーに対し改善指導を行った。
このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付など不正改造を行っていた車両は535台あり、その場で改善措置を講じた車両以外の309台に対して整備命令を発令した。
このほか、軽油の硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査は、260台に対し実施し、不正軽油(規格外の軽油)の使用が判明した4台に対し、適正な燃料を使用するよう警告した。
整備命令交付309台の不正改造内容は次の通り。
●不適切な灯火器:126件
●着色フィルム等の貼付:90件
●基準不適合マフラーの装着:28件
●さし枠の取り付け:14件