フォルクスワーゲン(VW)グループは、2008年上半期(1 - 6月)の世界販売台数が327万台、前年同期比5.8%増となり、全世界の市場占有率が0.3ポイントアップの9.9%になったと発表した。
地域・国別では、中国での上半期販売台数は同23.2%増の53万1600台で過去最高となった。ブラジルも同21.8%増の31万6000台と大幅に伸びたのに加え、中・東欧の販売は28万2000台、同18.7%増となった。
最も高い伸び率だったのはインドで、同69.2%増の1万400台、次いでロシアの同63.3%増の5万9000台、そしてウクライナの同46.9%増の2万5900台だった。
欧州では、VWグループは184万台、同1.3%増だった。このうち53万4000台(3.7%増)はドイツ国内が占めた。ドイツを除く西ヨーロッパ市場は相変わらず低迷し、VWグループによる販売は同3.6%減の107万台だった。
VWブランドのみでは同5.8%増とグループ並みの増加を達成し、190万台を販売した。
VWグループの連結営業利益は、上半期に前年同期比21.8%増の34億ユーロとなり、税引後利益は31.3%増の26億ユーロを記録した。