【F1日本GP】チケット&ライドシステムを検証…道路陥没対策は?

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今年もチケット&ライドシステムを採用

今年もチケット&ライドシステムで観客移送が行なわれる「F1日本グランプリ(10月10 - 12日)」。ツアーバスでの参加以外の全観客も、静岡県東部、山梨県南部および神奈川県西部のアクセスポイント(鉄道駅もしくは専用駐車場)から、最終的には専用バスで富士スピードウェイ(FSW)に入る(マイカーや徒歩では直接入場できない)。FSWの立地条件を考えると、当面、やはりこのシステムしかないというのが実情だ。

昨年はFSW場内で道路陥没が発生してしまったことなどによる影響で、「バスが来ない」「どこに並べばいいのかわからない」といった大きな混乱が生じてしまったわけだが、見方を変えれば、チケット&ライドシステムそのものが破綻したとは言えない状況でもあった。今年こそ万全な運営を期して、FSWはさらなる改善策を施している。

そのひとつが、バスの場内留め置き方式への変更だ。レース終了後には、当然のことながら多くの観客が一斉に帰路につこうとする。昨年は雨の影響もあり、85%の観客が同時集中したとのことで、万全の運営が成されたとしても、ある程度以上の待ち時間が発生するのは当たり前。そこで、バスを場内に留め置いておければ、少なくとも観客が雨からは逃れることができる。

昨年のようなシャトル方式(循環方式)の場合、どうしても屋外で長時間並ぶ可能性が出てくるだけに、雨が多いFSWの気象条件を考えても、留め置き方式(原則)としたことのメリットは大きいだろう。

◆アクセスポイントの選択肢も増える

問題はトイレ。バスに乗ったはいいが、ノロノロ運転が続く間にトイレに行きたくなったらどうする?

心配はなさそうだ。高瀬由起夫FSW F1事業本部長によれば、詳細未決定ながら「荷物を持って一度バスを降りて頂き、(用を足したあと)後続のなるべく近いバスに乗り換えられるような取り回しを検討中」とのことで、今年はそのあたりにも万全の対策が成されると考えていいだろう。

昨年の大混乱の元凶となった陥没箇所は、コンクリートによる舗装がすでに完了。また、FSW内で観客のバス乗降に使われる場所については、全面がアスファルト舗装となる(工事は着々と進行中)。これで降雨時の泥濘化についても問題解決だ。

また、アクセスポイント(駅、駐車場)の選択肢も増えている。小田急線の渋沢駅がそうなのだが、駅からバス発着場まで徒歩29分というチケットサイトでの公表数値のせいか、ひとつ隣の新松田駅が完売であるのに対し、まだここは空きがある。

◆渋沢駅から会場へアクセス…駅数以上に「東京寄り」で意外に便利

今回、取材班は実際に渋沢駅からバス発着場まで歩いてみたが、スムーズに歩ければ、大人の足で24 - 25分。多少、人の通りが増えても30分はかからない印象だ。バス乗車予定時間の長さも嫌われているのかもしれないが、実は新松田 - 渋沢間というのは小田急線最長クラスの駅間隔であり、駅数以上に「東京寄り」と言い換えることもできるのだ。決して便が悪いアクセスポイントではない。

また、これは未決定情報だが、渋沢コースについては東名高速の足柄SAから一般道に降りる特別ルートでバスがFSWに向かう計画も進んでおり、またとない経験ができる可能性も? これからチケットを購入する方は、渋沢駅を候補のひとつに加えてみてはいかがだろう(なお、買い物は渋沢駅周辺で済ませた方が無難)。

日本グランプリのチケットは現在、先着申し込みの販売が継続されている(詳細は下記サイトにて)。

F1特設サイト
http://www.fujispeedway.jp/
F1チケットサイト
http://fswf1.jtb.co.jp/

《遠藤俊幸》

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