アイシェアは、11日に発売されるアップル社の『iPhone 3G』について、同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチを実施し、その結果を発表した。
iPhone 3Gは、6月23日に販売価格やサービスの概要が発表され、購入のために既に3日前から並ぶ人まで出ている。
アイシェアは、6月5 - 6日に実施した「iPhoneに関する意識調査」以来、ユーザーの購入意識にどのような変化が見られたかを調査、20代から40代を中心とするネットユーザー427人の回答を集計した。調査実施期間は、販売価格発表後の6月27日 - 6月30日。
回答者の携帯キャリアはドコモが40.5%、auが28.6%、ソフトバンクが21.5%、ウィルコムが6.3%、イーモバイルなどその他が3.1%。
販売価格発表を受けて「購入を予定・検討」している人は6.1%で、以前から「購入を予定・検討」している6.3%や、その他の理由で「購入を予定・検討」している2.1%と合せると購入予定者は14.5%で、前回調査時の8.9%からやや増えた。
携帯キャリア別では、ソフトバンクユーザーの2割以上が購入に興味を示している一方で、それ以外でも1割ほどが購入を検討していた。
一方、iPhone 3Gに「興味が無い」と答えた人は、前回調査時の91.0%より減少したものの依然多く、85.5%を占めた。その理由を複数回答形式で聞いたところ「現在利用している端末の方が良いから」が29.5%と最も多く、次いで「端末価格が高いから」が18.4%、「メディアが騒ぎすぎだから」が16.7%、「使いにくそうだから」が14.2%の順だった。
ソフトバンク以外のキャリアユーザーでは、それぞれ3割が「キャリアに不満(現在のキャリアだったら買った)」と回答した。ドコモユーザーでは『おサイフケータイ』や「ワンセグ」が付いていないことが1割を超え、ソフトバンクでは「ワンセグ」がないことを5人に1人が理由として挙げていた。
ただ、アイシェアでは11日の発売開始後、ユーザーの評価次第では状況が一変する可能性もあると分析している。