ジャパンエナジー、廃プラスチックの再生技術を実用化

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ジャパンエナジーは、2004年4月から水島製油所で、廃プラスチック熱分解油を石油製品へ再生する処理技術について実証試験を行ってきたが、7月から実用化段階に移行したと発表した。この処理技術の実用化は国内石油会社として初めて。

具体的には、水島製油所で札幌プラスチックリサイクルの油化プラントで産出される廃プラ油を受け入れ、石油精製設備の一つである水素化精製装置を活用して石油製品(主にナフサ)に再生する。

当面、実証試験段階と同量の年間1000キロリットル程度の廃プラ油を処理するが、将来的には処理量を拡大していくことを検討している。

同社では、地球環境保全に貢献する観点から技術開発に取り組んきたが、4年間の実証試験により設備への影響などを確認、実用化技術を確立できたことから、今回、実用化へ進む。

日本で排出される廃プラスチックは年間約1000万tあり、このうち約1万tが油化プラントで処理され、年間約5000キロリットルの廃プラ油が生産されている。

《レスポンス編集部》

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