NECエレクトロニクスとエルピーダメモリ、合弁会社を設立へ

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NECエレクトロニクスとエルピーダメモリは20日、表示パネル駆動用半導体(表示ドライバIC)分野で合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。

今回の基本合意は、2008年9月末をメドに合弁契約を締結し、2008年12月中にNECエレクトロニクスが8割程度、エルピーダが2割程度出資して、表示ドライバICの開発、設計および販売を行う新会社の設立を目指す。

合弁会社は、NECエレクトロニクスに加えて、新たにエルピーダの広島工場へ生産を委託する予定。両社は新会社の事業を成功させるため、今後詳細について検討する。

表示ドライバICは、テレビやパソコン画面などの液晶やプラズマディスプレイ(PDP)を駆動させるために必要となる半導体製品で、ディスプレイパネルの周辺に組み込まれ、入力された表示データに基づいてディスプレイを駆動し、画面の表示を行うもの。

今回の基本合意は、表示ドライバICの生産効率を上げ同事業の拡大を図るNECエレクトロニクスと、300ミリ生産ラインの効率的な活用を図るエルピーダの考えが合致した。

新会社は、NECエレクトロニクスが実績を積み重ねてきた表示ドライバICの先端技術に、エルピーダが培ってきたDRAM加工技術を活用し、チップサイズの縮小を加速させるプロセス開発を行う。

また、300ミリラインでの表示ドライバICの本格的生産により、コスト競争力を強化する。両社は今後、双方の強みを活かし、事業の一層の強化、拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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