オートウェーブは、借入先金融機関全6行から債務返済期限の延長を目的とした金融支援要請に同意を得て、「債権者間協定書」の調印したと発表した。
自動車用品事業を取り巻く環境が厳しいなか、最近オープンした店舗などの不振やカーナビゲーションなどの自動車メーカーのライン装着による売上減少、販売競争激化による売上総利益の減少、広告宣伝費の増加による営業利益の減少などで、同社の業績は悪化している。
こうした状況下、資金調達先である金融機関からの借入金約定返済が難しい状況となったため、借入先金融機関に対し「経営改善計画」を提出し債務返済期限の延長を要請していたが今回、同意を得た。
債務は金融機関6行に対して53億6900万円。協定期間を2008年5月から2010年7月末日までとし、各決算期末における余剰資金を年1回、非保全借入金の割合に応じて返済する。
金融支援は、返済期限の延長で、債務免除及び金利の減免は無い。